はじめての人種差別☆

先日、友達を訪ねてトロントに行ってまいりました。
トロントなかなか遠いです。ダイレクト便でも12時間くらいかかります。
今回希望の便がとれなくて、仕方なくノースウエストの乗り継ぎ便で行きました。
不満の多い往路でした。モニタもついてない旧型機で、アルコールのサービスもなく（5ドルで販売していて、持ち込みも禁止！国際線では初めて見たわ！！）退屈で窮屈で疲れました...

しかし、訪れたトロントはちょうど気候もよく、友達夫婦が手厚くもてなしてくれ、楽しい時を過ごしましたので、すっかりそんな不満も許してやろうというおおらかな気持ちになり...そして、あっという間に帰国の途です。

そこで初体験しました。
生まれて初めて人種差別的な扱いを受けました、トロントの空港で！

ノースウエストの発着するターミナルは、行き先が、みなU.S.A.らしくすでにトロントの空港でアメリカの入国審査がありました。

すげー長蛇の列でした。。でも思ったより早く列は進んで行き、あと１歩で隣室に入れるその入口で、列は、アメリカ人+カナダ人とその他に分かれます。
アメリカ人+カナダ人の列はどんどん隣室に吸い込まれて行きますが「その他」はその入口で止められたまま、、「アメリカ人+カナダ人」も止められて、さて次は「その他」かな？と思うと、また「アメリカ人+カナダ人」、またストップそしてまた「アメリカ人+カナダ人」...いつになったら入れるんじゃ！こんなとこで待たせるなら、最初から列を別にするとか、○○時になったら次の間に進めます、とかアナウンスしてくれれば、お茶でもしながらゆっくり待つのに、どう考えても、神経逆なでするようなこの対応。

そして、いいかげんクレームが出始めた頃「その他」もやっと次の間へ進めました。
その次の間はいわゆるイミグレーションとなっているのですが、そこを見て唖然...

U.S citizenの窓口は３ケ所あって誰も並んでおらず次々スルー、Canadianの列は相当並んでいるものの、まあそれなりに列は進んで断続渋滞、そして「その他」は一歩も進んでいない、ていうか「その他」用の窓口は１つも空いていない！？

こんなところに荷物もまだ預けないまま、ただ並ばされて待たされて、まさか、単なる後回しということは考えられないので、いろいろ理由を考えてみる。「その他」にはちゃんと各国語で対応する係員が必要なので、窓口が少ないのか？「その他」には特別なチェックがあるのでなにかと時間がかかるのか？？

ところが、どんどんフライト時間が迫ってくるにつれ、「その他」の窓口も１つ増え、２つ増え...

U.S citizenとCanadianのほとんどが審査を終える頃、やっと「その他」の渋滞も解消されて行き...

あれ？やっぱり単なる後回し？？まさか考えられないんだけどー！？

今日まで、イエローモンキー、マイノリティーとして37年間も生きてきながら、人種差別的体験をしたことが１度もなかった幸せな私はいまだこれが単なる後回しなのか半信半疑ながら、またもやこの行き場のない「聞いて聞いて聞いて〜！！」を（今となっては、そんな体験もちょっとした自慢話として）ブログで発散するのでした☆