Archive for 29 October 2007

29 October

いぜな88トライアスロン大会


今朝8:00の伊是名港(仲田港だっけか?)での大はしゃぎぶりからあっという間に帰宅してしまい、
私が休みを取って南の島で自転車に乗っていたなどつゆ知らない私を追い立てる仕事関係の電話などに、
休みを取って南の島で自転車に乗っていたことなどおくびにも出さず対応する私。。。

むなしいわ〜

なんだかあの狭っくるしい相部屋の民宿の部屋が懐かしくなるほど、ひとりぼっちの部屋がさみしくなります。。。

応援のメールなどを送ってくれた皆様ありがとう。とお礼のメールを書きつつ、結果を報告しようと伊是名のHPにアクセスして、リザルトもうアップされてるかな〜と見ていたら、すでに懐かしく切なくなり、競技風景の写真を見ながら涙。。

※ちなみにリザルトは既に昨日のものがアップされていましたが、写真は去年のものです♪

とにかく楽しかった4日間でした。
自転車で(全速力で)66km走るというのはなんだかとっても苦しそうで心配でしたが、やってみると意外に気持ちのいいもので、つらさはあんまり感じませんでした〜!

まあ、それより何より楽しかったのは、伊是名村の異次元っぷりでしょう。

よく「私は宇宙人に拉致されてUFOに行ってきました」などと真顔で抜かすボケをテレビなどで見かけます。
どうせ、へんなもの食べてぶっとんでただけだろう、、と鼻で笑っていた私ですが
「もしかして、あれは間違って伊是名行きのフェリーにのってしまったのでは?」
と新しい仮説をたてるほどです。

まず島に着く頃、港では子供たちのかわいらしいエイサーと「おかえりなさい伊是名へ」の放送が騒々しく迎えてくれます。

私が宿泊した民宿は港から非常に近かったためか、出迎えはなし。
しかも、事前の案内も何も送られて来ず、インターネットで調べたアバウトな地図しか情報はなく...
しかし、誰に聞いてもすぐ民宿の場所はわかります。

開けっぴろげの入り口からおずおずと声をかけると、予約の確認も何もせず、いきなり「どうぞどうぞおあがりなさい」とそんなとこでなにやってるのくらいのいきおいで、部屋にも案内されず、野放し状態。

よくみるとどこの民宿も売店も一般家庭も人気はあまりないというのにすべてがオープンです。

そして、ほぼ一本道で間違えようもなさそうな道路状況ですが、目印がなく、似たような風景が続くちょっとした路地などはうっかりすると、プチ迷子になります。

初日夜、買い物に行って、もう売店がしまってしまっていて、トボトボ戻って来ると
民宿をどうやら通り越えてしまった!?同宿のTッキーとキョロキョロしていると、たちどまってこっちをじっとみている軽ワゴンが。

まあ、どっちにしろ通り越えたとしてもせいぜい50mというところなんで、別に人に尋ねるほどでもないのですが、車内から「どこに行きたいんだい」と無言で発信する妖怪、、妖精、、人間、、!?についつい「民宿城間はどこですか?」と質問してしまいます。

「となりだから乗って行きなさい」と後ろの荷台に乗せてもらって約50mを時速10kmで走行しながら、「いや、今ですね、売店が10:00まで聞いてあわてて買い物に出たんですけど、閉まっちゃってて。。」などと、言い訳気味に話しかけると、おもむろにそのまま売店に直行、どんどんと玄関の戸を叩き、売店開店です。

すいませんね〜、とすばやくと買い物をすませようとしていると、その妖怪いや、おとなりさんたちも、のんびり買い物を始め、しまいには、通りがかった原チャリにのった妖怪、いやおばあ、いや、ややネエネが泡盛の一升瓶を所望(しかも財布はもっておらず、支払いはツケらしい)。売店のおかみさんは「おとうさんが酔っぱらっちゃってね、、」などとよくわからない言い訳をしています。

どうも、この島は、島まるごとが1軒の家庭、ここの建物はそれぞれの個室みたいなもんみたいです。しかも、一度でもこの島で過ごしてしまったら、もうあなたもその家族の一員。日常を離れてリゾートの来たつもりでも「お帰りなさい」と迎えられて
いつもとはひと味ちがったまた別の日常に引きずり込まれてしまいます。

この夜はこのクソ暑い地方で、エアコンもない狭い部屋に相部屋でぎゅうぎゅうと押し込められ、窓を開ければ蚊が入って来るわで、非常に寝苦しく、深夜一人外で涼んだりして、宿に戻って来ると、おばあが「ちょっとちょっと、これみて」と私を布団部屋のような狭い部屋に招き入れます。そこは水浸しで「おじいちゃんがおしっこしちゃったみたいだよ」とおもむろに夜中に掃除を始めるおばあ。

「これは枕が入ってた箱なんだけどね、、これおじいちゃんのだよ」と短パンが入った段ボール箱を差し出され「ちょっとこれ外に出しといて」と言われて外に出しに行く私...

毛布で畳を拭いて、ファブリーズをシュッシュしながら、「おじいちゃんパンツはかないでその辺ハイハイしてるよ」などと話しかけられながら、呆然と立ち尽くす私。
「おじいちゃん...?いないよ?」ついに、本日、民宿を離れるまで、おじいちゃんの姿は見ませんでした。合掌。。。
20:01:38 | momo | No comments | TrackBacks