Complete text -- "バス174"

30 April

バス174

という映画をDVD借りて見ました。
なんか身もふたもないドキュメンタリーで見終わったあと、5時間くらい動けなくなるほどオチましたが、ただ、またひとつ、ろくでなし男について感心してしまいました。。
あ、これからみようという方はこっから読まない方がいいかもしれません〜

この映画の主役は子供の頃、目の前で母親を殺された孤児で、その後ストリートチルドレンとなり、最終的にバスに人質をとって立てこもり、人質の女の子をひとり殺して、取り押さえられるときに、警官ともみ合って、首を絞められて自分も死んでしまったひとりのブラジル人...

当然、彼の不幸な生い立ちや汚れた社会への批判から、ただの悪人としてはかかれてはいないわけだけど、それにしてもバスジャックのシーンを見る限り、とんでもないヒトデナシの卑怯者!!しかし、そんな彼を愛し、サポートする女性が3人もいたのでありました。

ひとりは、その殺されてしまった母親の妹、最初はその叔母さんが彼を引き取って一緒に暮らしていたのだけど、出てったのは彼の方!でも、そんな彼をちゃんと愛情を持ってサポートし続けたようでした。ま、一応、肉親ということになるので、これはまあわかる。

次には、ストリートチルドレンを支援しているようななんか民生委員みたいな女性。ま、これも仕事だからまあわかる。

あと、ひとりだれだかわかんないおばさん。いつの頃からか、このおばさんを母親のように扱い、おばさんも彼を息子のように扱い、部屋を与えて住まわせていた。
最後、彼の葬儀を出したのもこのおばさんのようだった。

なんか、こういうよく男いるよな〜...なんか自分の不幸をそこはかとなくアピールしつつ、人なつっこくすり寄っていく...そして、たいてい無職、ヒトデナシ、依存症。。。
本人は、もちろんそんな自分に満足せず、不満、ストレスにまみれて生きているんでしょう。でも、これがダメな子ほどかわいい、ということなのか?特に年上の人からかわいがられたり、愛されたり...

なんだかうらやましいような気さえしてきます。。
20:04:11 | momo | | TrackBacks
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